最近、消化管と鍼について勉強している近藤です。
鍼が消化管にたいして影響を与えることは以前Instagramか何かで紹介しました。
今回は鍼が腸内細菌に影響を与える可能性があるという話をしようと思います。
鍼がなぜ「腸」に効くのか
①パーキンソン病を患っているマウスを用いた研究
私たちの腸と脳は互いに影響しあっています。
これを「脳腸相関」や「脳長軸」と呼びます。
マウスを用いた研究で鍼刺激は「脳腸相関(脳腸軸)」を介して作用し、
- 疾患(論文上ではパーキンソン病)
によって引き起こされた
腸内細菌の乱れを正常化した - 有益な菌(Butyricimonas属)
が増えた
ちなみにこの菌は酪酸を産生し、抗炎症作用やミクログリアの活性調節、腸管バリア維持に働きます。
これはこの研究上、酪酸の産生を確認していないため仮説段階ですが、有益な菌が増えたことで炎症が抑えられたのではと考察されています。

②機能性便秘のあるヒトを対象とした研究
この研究は
- ①鍼は機能性便秘に有効か
- ②鍼は腸内細菌叢に変化を与えるか
この2点に注目した研究です。
鍼治療群では
- 排便回数
- 便の性質
- 生活の質
- 腸内細菌叢
が偽鍼群(偽物の鍼治療)より有意に改善したことを報告しています。
著者らは
①腸内細菌叢の構成を調整(結果)
↓
②その結果として酪酸酸性環境を改善(考察)
↓
③機能性便秘症状が改善した可能性がある
と結論付けています。

最後に
今回は2つの論文をご紹介しました。
鍼が腸内細菌に影響を与えない、効果がないという論文も探しましたが私は見つかりませんでした。
多くの研究が鍼刺激は腸内細菌叢を変える傾向があるとして報告しています。
もし、腸の症状(便秘や下痢、過敏性腸症候群)などでお悩みの方は一度鍼灸治療を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
機会があれば別の論文も紹介いたします!
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